高齢者になると人との付き合いが減り、声を出す機会も減少することがよくあります。
このような時は、一人でも簡単にできる歌の練習をすると良いでしょう。
歌の練習なら、自宅で手軽にできる利点があります。
高齢者の歌の練習は基本に忠実に行うことが大切です。
第一に吸って吐いてを繰り返す呼吸の練習から始めましょう。
最初はゆっくり、だんだんと吐く時間を長くすることがコツになります。
それが終わったら第二に声を出す訓練です。
一つの音を声を出してなるべく長く続ける練習をします。
音の種類を変えると、飽きなくて良いでしょう。
途中で深呼吸をしながら、無理のない範囲で行うのがポイントです。
第三に歌の練習には欠かせない音階の訓練へと進みます。
ドレミファソラシドをゆっくり発声していきます。
順序を逆にして、或いは一つの音を低い声から高い声に音の高さを変えながら行うと上達します。
慣れてきたら声に強弱をつける訓練をすると、歌の訓練の基本が出来上がります。